輸入浸透度(読み)ゆにゅうしんとうど(英語表記)degree of import penetration

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「輸入浸透度」の意味・わかりやすい解説

輸入浸透度
ゆにゅうしんとうど
degree of import penetration

国内市場や国民生活にどのくらい輸入品が浸透しているかを示す指標。たとえば,消費財輸入金額/民間最終消費支出額+政府最終消費支出で示されるマクロベースの比率や,家庭における輸入品の使用率のような消費生活への浸透度を示すものなどがある。輸入浸透度が高まる要因としては,日本の場合,個人消費の拡大円高,輸入品の品質向上,政府の輸入拡大策の効果のほか,消費者自身が外国製品に直接アクセスする個人輸入の拡大,不公正な流通取引の改善などがあげられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android