轆轤尾村(読み)ろくろおむら

日本歴史地名大系 「轆轤尾村」の解説

轆轤尾村
ろくろおむら

[現在地名]椎葉村松尾まつお ロクロ

下松尾したまつお村の北西に位置する。下松尾掛一八ヵ村の一つで、掛内二組のうち岩屋戸組に属する。村内には小村として石原いしわら村があった(延享三年「村覚」那須家文書)。日向国覚書の椎葉山之村形の一村に「尾」とあるのが当村とみられ、「穂北字乎、正本不分明、但ロクロヲト云所カ」と注記される。延享三年(一七四六)に検地竿入がなされ、畑一町四反余(高二斗余)が打出された(天明元年「椎葉山高反別取米一村限帳控」内藤家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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