轟く(読み)トドロク

デジタル大辞泉 「轟く」の意味・読み・例文・類語

とどろ・く【×轟く】

[動カ五(四)]
音が響きわたる。鳴り響く。「礼砲が―・く」
世間に広く知れわたる。有名になる。「天下英名が―・く」
期待興奮などで胸がどきどきする。鼓動がはげしくなる。「再会を前に胸が―・く」
[類語]響く鳴る鳴り響く鳴り渡る通る伝わる高鳴るどよむどよめくうな響き渡る聞こえるとどろとどろき響き轟轟ごうごう轟然ごうぜん轟音ごうおん爆音

とど‐め・く【×轟く】

[動カ四]《「どどめく」とも》
音がひびきわたる。とどろく。
「いかづちの鳴り―・くをり」〈塵袋
がやがや騒ぎたてる。
「人の音多くして、―・き来る音す」〈宇治拾遺・一〉

ほ‐め・く【×轟く】

[動カ四]とどろく。ざわざわ音をたてる。〈新撰字鏡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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