デジタル大辞泉
「辞令」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
じ‐れい【辞令】
〘名〙
①
ことばづかい。また、挨拶
(あいさつ)のことば。応対のことば。特に、習慣的、形式的な言いまわしについていうことが多い。
※
明暗(1916)〈
夏目漱石〉五五「已むを得ない社交上の辞令
(ジレイ)以外に」 〔
礼記‐冠義〕
※思出の記(1900‐01)〈
徳富蘆花〉六「曾根君の母の許へとどいた金子女史の手紙(辞令の妙を極めて居たが)」 〔春秋左伝‐襄公三一年〕
③ 官職・役職などを任免する時、その旨を書いて本人に渡す文書。辞令書。辞令状。
※
朝野新聞‐明治一五年(1882)一月一〇日「去暮上等給に
昇進の辞令を渡されし処」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「辞令」の読み・字形・画数・意味
【辞令】じれい
ことばづかい。応対の語。〔礼記、冠義〕冠して后(のち)に備はる。備はりて后に容體正しく、顏色齊(ととの)ひて辭令順なり。字通「辞」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報