農幕(読み)のうばく

世界大百科事典(旧版)内の農幕の言及

【舎音】より

…起源は不明であるが,李朝後期の宮房田の管理人に端を発し,それが一般の地主所有地にも置かれるようになったとする説が有力である。平安道,咸鏡道では舎音という名称は用いられず,小作地管理人のことを農幕,首作人などとよんだ。舎音は,地主と直接生産農民の間に介在して中間収奪を働くことが多く,その利益の大きさは,致富の手段として〈一に舎音,二に面長(村長),三に郡守〉という言葉が流布していたことからもうかがえる。…

※「農幕」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android