辺苦(読み)あたりぐるし

精選版 日本国語大辞典 「辺苦」の意味・読み・例文・類語

あたり‐ぐる&GIE599;し【辺苦】

  1. 〘 形容詞シク活用 〙 そのそばにいるのさえ息苦しい。近づき難い。
    1. [初出の実例]「あたりくるしきまで、光り輝(かかや)くやうにて見え給へば」(出典狭衣物語(1069‐77頃か)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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