辺際（読み）ヘンサイ

デジタル大辞泉

へん‐さい【辺際】

《「へんざい」とも》はて。限り。
「死ぬるもの数十人、馬牛の類―を知らず」〈方丈記〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

へん‐さい【辺際】

〘名〙 (「へんざい」とも) 時間、空間、程度などで、これ以上ないという限界。はて。かぎり。

※本朝文粋（1060頃）一二・普賢菩薩讚〈具平親王〉「普賢色像無_二辺際_一、化成_三白玉与_二黄金_一」

※方丈記（1212）「男女死ぬるもの数十人、馬・牛のたぐひ辺際を不知」 〔孟浩然‐洛中送奚三還揚州詩〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【辺際】へんざい

はて。

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出典　平凡社「普及版 字通」