込木村(読み)くぐりきむら

日本歴史地名大系 「込木村」の解説

込木村
くぐりきむら

[現在地名]三春町込木

楽内らくうち村の南、大滝根おおたきね川北岸にある。永禄四年(一五六一)六月二三日の熊野山新宮年貢帳(仙道田村荘史)宮志田みやしだや、天正一四年(一五八六)一〇月一三日の熊野山新宮年貢帳(青山文書)宮志駄みやしだを当村宮下みやしたにあてる説がある(三春町史)。宮志田は紀州熊野新宮の式田三段歩をもち、年貢三〇〇文を納めていた。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録では中津間なかつまの高二千一二八石余に含まれ、中津間八郷の一つであった(三春町史)。加藤明利入封の寛永四年(一六二七)の田村郡高目録之写(船引町史)に初めて込木村とみえるが、高は書分けられていない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android