迎水(読み)むかえみず

精選版 日本国語大辞典 「迎水」の意味・読み・例文・類語

むかえ‐みず むかへみづ【迎水】

〘名〙
盂蘭盆に、精霊棚に供える水。
② 揚水ポンプから水が出ないときに、誘い出すために上から少量の水をそそぎ入れること。また、その水。転じて、ある事を起こすきっかけとなるものにもいう。よびみず。
※瀬山の話(1924)〈梶井基次郎〉「ポンプの迎へ水といふ様な工合に夜の響のかすかな節奏(リズム)に、私の方の旋律(メロディー)を差し向けるのだ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android