近代映画協会(読み)キンダイエイガキョウカイ

デジタル大辞泉 「近代映画協会」の意味・読み・例文・類語

きんだいえいがきょうかい〔キンダイエイグワケフクワイ〕【近代映画協会】

松竹に所属していた脚本家新藤兼人映画監督吉村公三郎俳優の殿山泰司らが中心となり、昭和25年(1950)に設立した映画会社。日本の独立プロダクションの先駆的存在。のちに女優乙羽信子、映画監督神山征二郎らも加わる。新藤らの脚本・監督作品を中心に、骨太な映画を数多く世に送り出した。代表作に、昭和35年(1960)公開の「裸の島」(モスクワ国際映画祭グランプリ)、平成7年(1995)公開の「午後遺言状」(日本アカデミー賞最優秀作品賞)など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android