近目(読み)チカメ

デジタル大辞泉 「近目」の意味・読み・例文・類語

ちか‐め【近目/近眼】

近視近視眼。⇔遠目
目先のことにとらわれた見方。あさはかな考え。
「目の先ばかり見える―どもを相手にするな」〈鴎外阿部一族
[類語](1近視近眼

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「近目」の意味・読み・例文・類語

ちか‐め【近目・近眼】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 近くのものは見えるが、遠方のものが普通の人よりよく見えない目。また、その人。近視眼。近視。きんがん。〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「塩かまの花をのぞくはちか目哉」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)一)
  3. 目先のことしかわからないこと。考え方の狭いこと。また、その人。浅見。近視眼。
    1. [初出の実例]「目の先ばかり見える近眼(チカメ)共を相手にするな」(出典:阿部一族(1913)〈森鴎外〉)

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