迦毘羅衛(読み)カビラエ

デジタル大辞泉 「迦毘羅衛」の意味・読み・例文・類語

かびらえ〔カビラヱ〕【迦毘羅衛】

《〈梵〉Kapilavastuの漢名。vastuは城の意》釈迦しゃか族の住んでいた都城。現在のネパール連邦民主共和国タライ地方にあった。釈迦牟尼はこの地で生まれたという。カピラバストゥ

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精選版 日本国語大辞典 「迦毘羅衛」の意味・読み・例文・類語

かびらえカビラヱ【迦毘羅衛】

  1. 釈迦の生誕地カピラバストゥの漢名。
    1. [初出の実例]「伽毗羅衛にともに契しかひありて文殊の御㒵あひみつるかな」(出典:観智院本三宝絵(984)中)

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世界大百科事典(旧版)内の迦毘羅衛の言及

【カピラバストゥ】より

…〈カピラ〉はサーンキヤ(数論)学派の伝説的祖の名で〈バストゥ〉は住所を意味し,〈黄頭仙人住処〉と訳す。また迦毘羅衛(迦惟羅越)(かぴらえ)と音写される。釈尊晩年にはシュラーバスティー(舎衛国)に滅ぼされて衰亡した。…

※「迦毘羅衛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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