退た仲(読み)のいたなか

精選版 日本国語大辞典 「退た仲」の意味・読み・例文・類語

のい【退】 た 仲(なか)

① 人どうしの、関係のない間柄。かかわりのない間柄。無関係な仲。
浄瑠璃・頼朝伊豆日記(1693頃)道行「御連合の祐重とは竹馬に鞭を打比より、他事なく語り其上のいた中でもなし」
② 下に打消の語を伴って、たいした違いはないこと、似たようなものであることの意で用いる。五十歩百歩
※ありべかかり(1772‐89頃)上「翁も高い声はならぬ、あまり除(ノイ)た中ではない」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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