送置(読み)おくりおく

精選版 日本国語大辞典 「送置」の意味・読み・例文・類語

おくり‐お・く【送置】

〘他カ四〙
① 送り届ける。送って先方に置く。
※浜松中納言(11C中)二「『ちご姫君など見給はんに、さすがまじらひたらば、人もはばかられ給ひなん』とおぼして、おくりおき聞え給ひて、我が殿におはしましぬ」
② (「送り」は「葬送する」の意) 死者墓所に送って行って埋葬する。埋葬しておく。
万葉(8C後)九・一八〇六「あしひきの荒山中に送置(おくりおき)て還(かへ)らふ見れば情(こころ)苦しも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android