送足(読み)おくりあし

精選版 日本国語大辞典 「送足」の意味・読み・例文・類語

おくり‐あし【送足】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 貴人面前目録などを持って出る時、敷居際で一度あげた足を引いて踏み直してから敷居を越えること。
    1. [初出の実例]「送り足の事。貴人の方の足を、先座敷の内へふみ入るべからず。当流同前」(出典:風呂記(16C後‐17C前か))
  3. 相撲で、相手をつりあげたまま自分から土俵外へ踏み出した足。負けとはならない。
  4. 剣道片足を踏み出したあと、すぐに他の足を引きつける足さばき。
  5. 柔道で、相手の足の動きに合わせて、自分も動くこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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