逃隠(読み)にげかくれる

精選版 日本国語大辞典 「逃隠」の意味・読み・例文・類語

にげ‐かく・れる【逃隠】

〘自ラ下一〙 にげかく・る 〘自ラ下二〙 逃げて人目につかないようにする。
※宇津保(970‐999頃)内侍督「召す声を聞きて、笛うちすててにげかくれぬ」

にげ‐かくれ【逃隠】

〘名〙 逃げて身を隠すこと。相手を避けて合わないようにすること。
※俳諧・文政句帖‐七年(1824)三月「迯隠などはせぬ也時鳥」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「逃隠」の読み・字形・画数・意味

【逃隠】とう(たう)いん

逃げて隠れる。〔史記、伯夷伝〕曰く、堯、天下許由に讓る。許由受けず、之れを恥ぢて隱すと。

字通「逃」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android