逆瀬川町(読み)さかせがわちよう

日本歴史地名大系 「逆瀬川町」の解説

逆瀬川町
さかせがわちよう

[現在地名]兵庫区北逆瀬川町きたさかせがわちよう西宮内町にしみやうちちよう南逆瀬川町みなみさかせがわちよう小河通おがわどおり一丁目

神明しんめい町の西、山陽道に面した岡方の町で、地方一八町の一。慶長七年(一六〇二)の兵庫屋地子帳(兵庫岡方文書)に「坂瀬川町」とみえ、屋敷地二二筆。町絵図(安田家蔵)には街道の北側に宿駅人馬継立の馬借所がみえる。元禄九年(一六九六)の兵庫津絵図井家蔵)には逆瀬川町と記され、町の南に能福のうふく(現天台宗)真福しんぷく寺が隣接して描かれている。兵庫北関入船納帳には能福辻子の船頭刑部四郎・衛門四郎・左近二郎らの名がみえ、能福寺近辺の小路に町屋が形成されていたことがうかがえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android