逆罰(読み)サカバチ

デジタル大辞泉 「逆罰」の意味・読み・例文・類語

さか‐ばち【逆罰】

理不尽なことを神仏に願って、かえって罰を受けること。また、その罰。
「―当たるは、そりゃ眼前がんぜん」〈伎・四谷怪談

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「逆罰」の意味・読み・例文・類語

さか‐ばち【逆罰】

〘名〙
① 不条理なことを神仏に祈願し、かえって罰を受けること。
浄瑠璃生玉心中(1715か)中「明くれの願い事叶はぬのみか此しだら、及ぬ願のさか罰(バチ)か」
守護の神仏から逆に罰を受けること。
※浄瑠璃・女殺油地獄(1721)下「日本の神々のさかばちがあたって。将来がよふ有まい」

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