デジタル大辞泉 「逆鞘」の意味・読み・例文・類語 ぎゃく‐ざや【逆×鞘】 1 株式相場で、当然高くてよい銘柄が安く、当然安くてよい銘柄が高いこと。⇔順鞘じゅんざや。2 中央銀行(日本では日本銀行)の基準割引率および基準貸付利率(公定歩合)が市中銀行の貸出金利を上回ること。また、その差。⇔順鞘。3 資金が調達時よりも運用利回りの低下によって下回り、損失が出る状態。⇔順鞘。4 食糧管理制度のもとで、米・麦の政府売渡価格が政府買入価格より安い状態。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「逆鞘」の意味・読み・例文・類語 ぎゃく‐ざや【逆鞘】 〘名〙① 本来あるべき差が逆転していること。また、その差額をいう。※東京日日新聞‐明治二六年(1893)九月二六日「今は之と逆鞘に金貨百円は銀貨六十五円を価せり」② 先物取引で、当限(とうぎり)より中限、中限より先限の方が安いこと。⇔順鞘・本鞘。〔模範新語通語大辞典(1919)〕③ 証券取引で、買付け価格より売却価格の方が低い状態。④ 中央銀行の公定割引歩合が、市中銀行の割引歩合を上回ること。⇔順鞘。⑤ 消費者価格より生産者価格が割り高となること。⇔順鞘 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報