透障子(読み)すかししょうじ

世界大百科事典(旧版)内の透障子の言及

【衝立】より

…衝立障子(障子)の略。支脚台の上に襖(ふすま)障子や板障子などを立てて目隠しや間仕切に使うもの。古くから使われていたようだが,平安時代に住宅用家具として発達した。当時の衝立障子は布,絹,紙などを張り,周囲に唐錦の縁取りをし,框(かまち)と支脚台は木製漆塗で金銅金具が打ってある。布の場合は墨絵,絹と紙には彩色絵が描かれる。また通(ず)障子(透(すかし)障子)といって錦張りの障子の中に四角い窓をあけ,ここに御簾(みす)をかけたものもあった。…

※「透障子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」