通天の冠(読み)つうてんのかんむり

精選版 日本国語大辞典 「通天の冠」の意味・読み・例文・類語

つうてん【通天】 の 冠(かんむり)

  1. 中国で、天子がつける冠。
    1. [初出の実例]「已為唐家之礼歟、如通典文者、天子加元服、其日冠訖、著通天冠」(出典玉葉和歌集‐嘉応二年(1170)一〇月二五日)
    2. 「しゃかつら龍王通天(ツウテン)の冠(カンムリ)絳紗の袍、碧玉の圭をただしうして」(出典:浄瑠璃・浦島年代記(1722)入部の䌫)
    3. [その他の文献]〔独断‐下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android