連立像眼(読み)れんりつぞうがん

世界大百科事典(旧版)内の連立像眼の言及

【複眼】より

…個眼の数は原始的な甲殻類ではわずか数個とひじょうに少ないこともあるが,多いものでは数千個あり,大型のトンボでは1万個から2万個以上にもなる。 複眼には各個眼の感杆(かんかん)が円錐晶体の直下に接し,色素細胞が各個眼を包み,隣接する個眼が光学的に分離されている連立像眼と,感杆が個眼の中枢側に偏在し,感杆層と円錐晶体層の間に透明帯があり,色素細胞の色素は暗時には上下に移動する重複像眼がある。連立像眼はおもに昼行性昆虫に,重複像眼はおもに夜行性昆虫に見られる(セセリチョウは例外的に昼行性だが,重複像眼をもつ)。…

※「連立像眼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」