連結ピン(読み)れんけつピン(英語表記)linking pin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「連結ピン」の意味・わかりやすい解説

連結ピン
れんけつピン
linking pin

複数の集団に重複して所属し,集団を連結する機能を果す人のこと。 R.リッカートによってこの機能の重要性が主張された。連結ピンは上位下位の集団間のコミュニケーション促進,個人の組織の決定への参加などに貢献するとする。たとえば取締役営業部長は取締役会や部長会の一員として高位意思決定に参加するとともに営業部のリーダーとして部員指揮監督にあたり,部下の意見を吸い上げてトップに伝える役割も有することになる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android