逮夜(読み)タイヤ

デジタル大辞泉 「逮夜」の意味・読み・例文・類語

たい‐や【逮夜】

仏教で、葬儀前夜。また、忌日の前夜。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「逮夜」の意味・わかりやすい解説

逮夜
たいや

大夜とも書き、宿夜(しゅくや)とも称す。大夜とは大行(だいぎょう)(死のこと)の夜をいう。また一昼夜六時日没(にちもつ)、初夜、中夜、後夜、晨朝(じんじょう)、日中)に分けて、日没時ともいう。逮の原義は「明日に及ぶ」という意味で、今日では前夜の意味に転用され、葬式年忌(ねんき)法要の前夜の意味に用いられている。

[藤井正雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「逮夜」の意味・わかりやすい解説

逮夜
たいや

大夜などとも呼ばれ,元来,葬儀の前夜をさしたが,現在では,年忌などの前夜のことをいう。

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普及版 字通 「逮夜」の読み・字形・画数・意味

【逮夜】たいや

夜になる。

字通「逮」の項目を見る

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