進出(読み)シンシュツ

デジタル大辞泉 「進出」の意味・読み・例文・類語

しん‐しゅつ【進出】

[名](スル)進み出ること。新しい方面や分野に進み出て、活動領域を広げること。「準決勝進出する」「海外市場へ進出する」
[類語]進む向かう前進直進突進驀進ばくしん邁進まいしん進行・歩を進める・進める

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精選版 日本国語大辞典 「進出」の意味・読み・例文・類語

しん‐しゅつ【進出】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 進み出ること。前進すること。
    1. [初出の実例]「頭上で砲弾の炸裂する音を聞きながら、半日も進出が出来ないで塹壕の中にうづくまってゐた」(出典:一兵卒の銃殺(1917)〈田山花袋〉九)
  3. 勢力拡張・新分野開拓のために乗り出すこと。
    1. [初出の実例]「新築地劇団が五月の末に、『何がわれわれを浅草に進出(シンシュツ)させたか。』てなことで、『何が彼女をさうさせたか』や『筑波秘譚』を出した」(出典浅草紅団(1929‐30)〈川端康成〉五一)
  4. トーナメントの形式で行なう試合で、勝って、あとの戦いの出場権を得ること。「決勝に進出する」

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