進子内親王(読み)しんしないしんのう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「進子内親王」の解説

進子内親王 しんしないしんのう

?-? 南北朝時代,伏見天皇皇女
母は藤原基輔(もとすけ)の娘,後伏見院兵衛督(ひょうえのかみ)。乾元(けんげん)-延慶(えんきょう)(1302-11)ごろの生まれ。父母にはやく死別し,母の姉永福門院内侍(ないし)に播磨(はりま)(兵庫県)賀茂荘(かものしょう)で養育され,出家。のち京都にもどり,康永4=興国6年(1345)内親王となる。京極派歌人で,「院六首歌合」などに参加し,「風雅和歌集」以下の勅撰(ちょくせん)集に43首のる。「枕草子絵巻」の筆者ともいわれる。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android