逸り(読み)ハヤリ

デジタル大辞泉 「逸り」の意味・読み・例文・類語

はやり【逸り/早り】

心がせくこと。勇みたつこと。
案内も知らぬ立河を、―のままに渡しかけて、水に溺れて亡びなば」〈太平記・二八〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「逸り」の意味・読み・例文・類語

はやり【逸・早】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「はやる(逸)」の連用形名詞化 ) 心がはやること。勇み立つこと。あせること。
    1. [初出の実例]「このころ通はす女ぞ、おそろしくも、はやりあるかな」(出典:平中物語(965頃)三三)

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