逸足(読み)イッソク

デジタル大辞泉 「逸足」の意味・読み・例文・類語

いっ‐そく【逸足】

足の速いこと。また、そのもの。駿足しゅんそく。「良駿逸足
すぐれた能力をもっていること。また、その人。逸材。「高材逸足の士」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「逸足」の意味・読み・例文・類語

いっ‐そく【逸足】

〘名〙
① 足のきわめて速いこと。また、そのもの。また、「に」を伴って副詞的にも用いる。いちあし。駿足
明衡往来(11C中か)上本「就中半漢逸足不控御歟」 〔傅毅‐舞賦〕
② すぐれた才能を有していること。敏捷(びんしょう)であること。また、そのような人。逸材。
日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉五「高材逸足の士其筋骨と智略とを揮ふて」 〔高適‐奉酬睢陽李太守詩〕

いち‐あし【逸足】

〘名〙 急いで走ること。また、はや足。疾走。古くは馬がはや足で駆けることにいう。いつあし。〔文明本節用集(室町中)〕
浮世草子・新御伽婢子(1683)三「逸足(イチアシ)はやく逃のぼる」

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普及版 字通 「逸足」の読み・字形・画数・意味

【逸足】いつそく

駿足。〔三国志、蜀、統伝〕統曰く、陸子(勣)は駑馬にして、足の力りと謂ふべし。

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