遊手(読み)ユウシュ

デジタル大辞泉 「遊手」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐しゅ〔イウ‐〕【遊手】

[名](スル)手を遊ばせて使わないこと。転じて、職に就かず遊び暮らすこと。また、その人。
日本士人等―して」〈新聞雑誌一四〉

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精選版 日本国語大辞典 「遊手」の意味・読み・例文・類語

あそび‐て【遊手】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 遊興を好む人。遊びに巧みな人。
    1. [初出の実例]「有名な放蕩家(アソビテ)で毎(いつ)黒玉眼鏡をかけて居る」(出典:久本氏(1907)〈真山青果〉一)
  3. あそびにん(遊人)〔特殊語百科辞典(1931)〕

ゆう‐しゅイウ‥【遊手】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 手を遊ばせて働かせないこと。
  3. これといった仕事もせず遊び暮らすこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「禁博戯遊手之徒其居停主人、亦与同罪」(出典:続日本紀‐文武二年(698)七月乙丑)

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普及版 字通 「遊手」の読み・字形・画数・意味

【遊手】ゆう(いう)しゆ

てぶら。無為。〔太平広記、三十六に引く集異記、李清〕子孫外姻族、百數家にし。皆能く手、利をに射(ねら)ふ。そ百餘を積む。

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