遍照・遍昭(読み)へんじょう

精選版 日本国語大辞典 「遍照・遍昭」の意味・読み・例文・類語

へんじょう ヘンゼウ【遍照・遍昭】

平安初期の歌人。六歌仙・三十六歌仙の一人。俗名良岑宗貞。蔵人頭にまでなったが、仁明天皇崩御の時出家し遍照と号した。桓武天皇の孫で、大納言安世の子。山科花山に元慶寺を創設し座主、仁和元年(八八五僧正となって、光孝天皇とも和歌などを通じて親しかった。家集に「遍昭集」がある。弘仁七~寛平二年(八一六‐八九〇

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android