過ぎ者(読み)スギモノ

デジタル大辞泉 「過ぎ者」の意味・読み・例文・類語

すぎ‐もの【過ぎ者/過ぎ物】

釣り合いがとれないくらいよいもの。過分なもの。
瀛公えいこう好男いろをとこだ。あの女には―だはな」〈滑・浮世床・初〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「過ぎ者」の意味・読み・例文・類語

すぎ‐もの【過者・過物】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 釣り合いがとれないくらい立派な者。
    1. [初出の実例]「私の聟には過(スキ)ものなり」(出典:浮世草子武家義理物語(1688)五)
  3. 使うのに立派すぎたり多すぎたりする品物金額
    1. [初出の実例]「あの身躰(しんだい)敷銀は弐百枚も過(スギ)もの」(出典:浮世草子・世間胸算用(1692)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android