道術(読み)ドウジュツ

デジタル大辞泉 「道術」の意味・読み・例文・類語

どう‐じゅつ〔ダウ‐〕【道術】

道士・方士の行う術。符呪ふじゅ・神仙・養生の術などの総称。方術。仙術

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精選版 日本国語大辞典 「道術」の意味・読み・例文・類語

どう‐じゅつダウ‥【道術】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 道教で行なう術。方術。仙術。
    1. [初出の実例]「古記云。持呪謂経之呪也。道術符禁。謂道士法也」(出典:令集解(738)僧尼)
    2. [その他の文献]〔晉書‐芸術伝・載洋〕
  3. 道徳学術
    1. [初出の実例]「又文章奇麗、工文、謂之才、又道術称也、又芸也」(出典:伏見宮御記録‐(年未詳)(鎌倉)三月二〇日・徳大寺実基政道奏状)
    2. [その他の文献]〔荀子‐哀公〕
  4. 仏道。
    1. [初出の実例]「深期道術継先志、世上険夷何足論」(出典:蕉堅藁(1403)贈無文章侍者)

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普及版 字通 「道術」の読み・字形・画数・意味

【道術】どう(だう)じゆつ

学問技芸。〔荘子天下〕寂にして形无(な)く、變常无し。~乎として何(いづ)くにか之(ゆ)き、忽乎(こつこ)として何にか(ゆ)く。古の、是(ここ)に在るり。其の風を聞きて之れをぶ。

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改訂新版 世界大百科事典 「道術」の意味・わかりやすい解説

道術 (どうじゅつ)
dào shù

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世界大百科事典(旧版)内の道術の言及

【仙術】より

…中国において,肉体を人間ならざるものに改造し,仙人となることを目的として行われる修練の方法。《荘子》には〈吹呴(すいく)呼吸〉とか〈吐故納新〉とかよばれる呼吸術や〈熊経鳥申(ゆうけいちようしん)〉とよばれる体操術を行って長生につとめる実修者の記述がある。また藐姑射(はこや)の山の神人が五穀を食らわずに風を飲み露を吸って暮らしているというのは,後世の〈辟穀(へきこく)食気〉の術を連想させる。辟穀食気とは穀類を絶ち,宇宙の“気”を栄養とする食餌法。…

※「道術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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