デジタル大辞泉 「遠つ国」の意味・読み・例文・類語 とお‐つ‐くに〔とほ‐〕【遠つ国】 遠くの国。遠方にある国。「―黄泉よみの界さかひに延はふつたの己おのが向き向き」〈万・一八〇四〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「遠つ国」の意味・読み・例文・類語 とおつ【遠つ】 国(くに) ① 遠く隔たった国。遠い所にある国。※閑居友(1222頃)上「とつくにとは、とおつ国といへるにこそ。まことに、さかひへだたれる国の、人もかよはで」② 死人の魂が行く国。よみのくに。黄泉。常国(とこつくに)。※万葉(8C後)九・一八〇四「遠津国(とほつくに)黄泉の界に 蔓ふ蔦の 各が向向(むきむき)」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報