遠距離力(読み)エンキョリリョク(英語表記)long-range force

デジタル大辞泉 「遠距離力」の意味・読み・例文・類語

えんきょり‐りょく〔ヱンキヨリ‐〕【遠距離力】

長距離力

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「遠距離力」の意味・わかりやすい解説

遠距離力
えんきょりりょく
long-range force

遠達力ともいう。物体間に働く力のうち距離が遠くなっても力の大きさがあまり減少せず,力の有効範囲が広いもの。たとえば万有引力クーロン力は,力の中心から一定立体角内に広がっていくと考えたとき,立体角によって切取られる球面面積は距離の2乗に比例するので無限の距離まで到達する力であり,遠距離力の典型である。その他の電磁気的な力,分子間に働くファン・デル・ワールス力などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android