遠隔情報保障システム(読み)えんかくじょうほうほしょうしすてむ

事典 日本の大学ブランド商品 「遠隔情報保障システム」の解説

遠隔情報保障システム

機械
筑波技術大学(茨城県つくば市)の大学ブランド。
聴覚障害者向け遠隔情報保障システム。大学内のスタジオと他大学の教室や会場をインターネットで結び、手話通訳字幕を提供し、視聴覚障害者のコミュニケーション支援をおこなうというもの。産業技術学部産業情報学科内藤一郎教授を中心としたコミュニケーション支援研究グループによって開発された。専門用語などもリアルタイムに提示することによって手話通訳者や要約筆記者の理解を助ける。こうして作成された手話通訳画面や要約筆記字幕は、遠隔地の受講者や学会参加者にも提供される。すでに全国各地で導入されており、現在は携帯電話を活用した聴覚障害者向けモバイル型遠隔情報保障システムの提供についても検証中である。
(注)記載内容は事典編集当時(2010年2月)のものです。内容・価格等はその後に変更になった場合もあります。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の大学ブランド商品」事典 日本の大学ブランド商品について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android