遣出(読み)やりだし

精選版 日本国語大辞典 「遣出」の意味・読み・例文・類語

やり‐だし【遣出】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ある動作をしはじめること。やりだすこと。また、そのものごと。
  3. 船首から前へ斜めに突出した帆柱本来、西洋型帆船に主用されたものだが、近世初期の日本前と呼ぶ朱印船唐船などにも設けられ、和船でも明治中期以後は三角帆を張るために装備された。なお帆曳きの打瀬船では船首尾に設ける。
    1. [初出の実例]「又艗(へさき)に遣出(ヤリタシ)とて短き檣あり」(出典:増補華夷通商考(1708)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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