遣外使節(読み)けんがいしせつ

世界大百科事典(旧版)内の遣外使節の言及

【幕末遣外使節】より

…江戸幕府が開港以降に,外交交渉のために外国へ派遣した使節。(1)1860年(万延1),日米修好通商条約本書の批准交換のためアメリカへ派遣。正使は外国奉行新見正興,副使は同村垣範正,監察は目付小栗忠順(ただまさ)で,随員のほか佐賀,仙台,長州,土佐,熊本の諸藩士など全体で80名余。一行は60年2月9日(安政7年1月18日),米艦ポーハタン号で品川を発し,ホノルル,サンフランシスコを経てパナマに至り,汽車で地峡を横断,再び乗船してワシントンに到着した。…

※「遣外使節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」