選に選る(読み)えりにえる

精選版 日本国語大辞典 「選に選る」の意味・読み・例文・類語

えり【選】 に 選(え)

多くの中から選んだものをさらに選ぶ。念を入れて選ぶ。
※雑俳・柳多留拾遺(1801)巻一四下「ゑりにゑり揚たらむごひ目に出合」
② (「えりにえって」の形で) ほかにもっと適当なものがあるのに、わざわざこんなものを選んで。よりによって。
※洒落本・一事千金(1778)一「ゑりにゑってこんなやつとは」

より【選】=に[=も]選(よ)

① 多くの中から選んだものをさらに選ぶ。
② (「よりによって」の形で) ほかにもっと適当なものがあると思われるのに、わざわざそれを選ぶ。えりにえる。
※雑俳・雀おどり(1741‐44)「寒い日を撰りによっての鴛見也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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