選言肢・選言枝(読み)せんげんし

精選版 日本国語大辞典 「選言肢・選言枝」の意味・読み・例文・類語

せんげん‐し【選言肢・選言枝】

〘名〙 伝統論理学で、選言的判断うち選択的に並べられた二個またはそれ以上の述語。たとえば、「人間不死か、可死的である」の「不死」と「可死的」。現代論理学では、選言命題の中で、「あるいは」で結合されている部分命題。たとえば、「太陽は東からのぼるか、あるいは犬はほえる」の中の「太陽は東からのぼる」と「犬はほえる」。
※論理学(1916)〈速水滉〉一「其の選言肢、則ち彼か是かと選択取捨すべき事項の孰れかを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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