選除繭歩合(読み)せんじょけんぶあい

世界大百科事典(旧版)内の選除繭歩合の言及

【繭検定】より

…そのため,日本では蚕糸業法に基づき,農林水産省令で決められた繭検定規則に従い,各都府県に設置されている繭検定所において,取引される繭荷口の中から抽出した検定供用繭について繭検定を受け,その成績によらなければ繭の売買取引はできないこととなっている。繭検定は,肉眼によって検定供用繭中に混入する不良繭を一定の基準により選除し,選除繭歩合(検定供用繭に対する不良繭量の割合)を算出する。供用繭から不良繭を除いた精繭について繰糸検査を行い,生糸量歩合(一定量の繭を繰糸して得られる生糸量の割合),繭糸長(1粒の繭から得られる繭糸の長さ),解舒率(繰糸中の繭糸の切断数の多少)などを検査し,解舒価値にかかわる解舒率と品位価値にかかわる繭糸長成績を総合して繭格を決める。…

※「選除繭歩合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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