遺金(読み)イキン

デジタル大辞泉 「遺金」の意味・読み・例文・類語

い‐きん〔ヰ‐〕【遺金】

延べ棒・馬蹄ばてい形などにして残した軍用金。「慶長遺金
落とした金銭
廉士は―をかへりみず」〈読・胡蝶物語・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「遺金」の意味・読み・例文・類語

い‐きん ヰ‥【遺金】

〘名〙
① 誰かが道で落とした金銭。人が遺失した金。
※玉山先生詩集遺稿(1774)詠貧士「非拾遺金者、欲従撃磬人」
② 軍用金などの目的でのこされた金の延べ棒など。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android