遺類(読み)いるい

精選版 日本国語大辞典 「遺類」の意味・読み・例文・類語

い‐るいヰ‥【遺類】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 生き残った者ども。余類。残党。
    1. [初出の実例]「遂為先皇、誓入大乗道、戒行薫脩、無遺類」(出典日本文徳天皇実録‐嘉祥四年(851)二月丁卯)
    2. [その他の文献]〔史記‐高祖本紀〕
  3. 古人が残したものと同じたぐい。亜流
    1. [初出の実例]「夫著聞集者、宇県亜相巧語之遺類、江家都督清談之余波也」(出典:古今著聞集(1254)序)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「遺類」の読み・字形・画数・意味

【遺類】い(ゐ)るい

生き残り。〔史記、高祖紀〕項嘗(かつ)て襄攻む。襄無し。皆之れを(あな)にす。ぐる、殘滅せざる無し。

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