還任(読み)カンニン

デジタル大辞泉 「還任」の意味・読み・例文・類語

かん‐にん〔クワン‐〕【還任】

げんにん(還任)

げん‐にん【還任/元任】

一度解任された人が、再びもと官職に任ぜられること。再任。かんにん。

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精選版 日本国語大辞典 「還任」の意味・読み・例文・類語

かん‐にんクヮン‥【還任】

  1. 〘 名詞 〙 再びもとの官職に任命されること。げんにん。
    1. [初出の実例]「大納言にも還任(クヮンニン)して侍りけるとなん」(出典千載和歌集(1187)神祇・一二五九・左注)
    2. [その他の文献]〔魏書‐楊昱伝〕

げん‐にん【還任・元任】

  1. 〘 名詞 〙 一度解任、または退官したものが、再びもとの官職に任ぜられること。再任。かんにん。
    1. [初出の実例]「左右大将還任事 仰兵部并外記」(出典:北山抄(1012‐21頃)六)

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