還来穢国度人天(読み)げんらいえこくどにんでん

精選版 日本国語大辞典 「還来穢国度人天」の意味・読み・例文・類語

げんらい【還来】 穢国度(えこくど)人天(にんでん)

極楽浄土に往生した人が、再びこの世に帰って来て、衆生を救うこと。還相(げんそう)回向
平家(13C前)一〇「娑婆故郷にたちかへって妻子を道(みち)びき給はん事、還来穢国度人天(ゲンライヱコクドニンテン)〈高良本ルビ〉、すこしも疑あるべからず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android