邑城(読み)ユウジョウ

デジタル大辞泉 「邑城」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐じょう〔イフジヤウ〕【×邑城】

中国城郭で、都市村落全体を城壁で取り囲み、所々に門を設けて外部と通じるようにしたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「邑城」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐じょうイフジャウ【邑城】

  1. 〘 名詞 〙 中国または中国風の城で、村落や都市全体を城壁でとりかこみ、所々に門を設けて外部と通じるようにしたもの。
    1. [初出の実例]「自から火を放て邑城を焼き河を渡て退けり」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二)

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世界大百科事典(旧版)内の邑城の言及

【邑】より

…現在でも多くが郡庁所在地として一地方の中心地となっている。通常,〈邑〉は城壁(邑城)で囲まれ,外部からの出入りは数ヵ所の城門に限られていた。邑城の規模は数百m四方が多く,居住人口は開城や平壌などを除けば1000~3000人程度である。…

※「邑城」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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