郡山[市](読み)こおりやま

百科事典マイペディア 「郡山[市]」の意味・わかりやすい解説

郡山[市]【こおりやま】

福島中部,中通りの中央にある市。1924年市制。西部猪苗代湖に続く山地東部阿武隈高地で,中部に阿武隈川が北流する郡山盆地がある。盆地中央の中心市街は奥州街道の旧宿駅で,安積(あさか)疎水による盆地の開田と,疎水の電力を利用する化学工場の立地を機に発展。古くからの製糸・絹織物産地でもあり,第2次世界大戦後は化繊・金属・電気機器工業も発達。新産業都市(1964年),郡山地域テクノポリス(1986年)に指定され,工業団地の整備が進んだ。製造品出荷額では8028億円(2003)を上げ,県内2位を占めている。東北新幹線,東北本線,東北自動車道が通じ磐越東線,磐越西線,水郡線,磐越自動車道が分岐する交通要地で,県内では福島市に優る経済の中心地をなしている。開成山公園,磐梯熱海温泉がある。東日本大震災で,市内において被害が発生。757.20km2。33万8712人(2010)。
→関連項目磐越西線磐越東線福島[市]

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