部切(読み)へきり

精選版 日本国語大辞典 「部切」の意味・読み・例文・類語

へ‐きり【部切】

〘名〙 しきりをすること。仕切り。くぎり。へだて。また、船などの内部をしきる板。
日葡辞書(1603‐04)「Feqiriuo(ヘキリヲ)スル」
※浄瑠璃・博多小女郎波枕(1718)上「合(あひ)のへきりをこだてにて時分をうかがへ」

へ‐き・る【部切】

〘他ラ四〙 (「へぎる」とも) 隔てを設けて小さな部分に分ける。くぎる。
※日葡辞書(1603‐04)「Feqiri, u, itta(ヘキル)
※俳諧・庵の記(1707)卜居「世をへぎる壁のうちらや冬籠〈藤乃〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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