郭嵩燾(読み)かくすうとう(英語表記)Guo Song-dao; Kuo Sung-tao

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「郭嵩燾」の意味・わかりやすい解説

郭嵩燾
かくすうとう
Guo Song-dao; Kuo Sung-tao

[生]嘉慶23(1818)
[没]光緒17(1891)
中国,清末の開明官僚,外交官。湖南省湘陰県の人。道光 27 (1847) 年の進士。友人の曾国藩のもとで太平天国鎮圧に従事し,同治2 (63) 年広東巡撫となり,のち兵部侍郎などを経て光緒1 (75) 年,初代駐英公使として赴任した。西洋諸国の富強源泉に着目し,政治制度の改革商工業の保護などの近代化政策を北京に具申したが,いれられなかった。帰国後は郷里で教育に従事した。著書に『養知書屋全集』 (55巻) がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android