郵駅(読み)ユウエキ

デジタル大辞泉 「郵駅」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐えき〔イウ‐〕【郵駅】

古代諸道に設けられた公用旅行者のための施設うまや。

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精選版 日本国語大辞典 「郵駅」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐えきイウ‥【郵駅】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 令制の、官人の旅行設備。駅。駅家。うまや。
    1. [初出の実例]「正一人。〈掌牧及兵馬、郵駅、公私馬牛事〉」(出典:令義解(718)職員)
  3. 郵便物の中継ぎをする宿駅。また、駅舎。〔布令必用新撰字引(1869)〕 〔後漢書‐袁安伝〕

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普及版 字通 「郵駅」の読み・字形・画数・意味

【郵駅】ゆう(いう)えき

駅伝の舎。〔新語至徳は議する無く、は聽く無し。郵驛に夜行無く、閭に夜名の征無し。

字通「郵」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の郵駅の言及

【駅伝制】より

…しかし部分的には宋以来の制度も残され,一部には遼・金の影響も見られる。このように複雑な来歴をもつ制度を,明は郵駅として統一的に整備し,それが基本的に清にも受けつがれた。郵駅は鋪逓と駅逓の二つの機能をもち,前者は徒歩により官文書を逓送し,後者は馬により官文書・官物の逓送と,公務にある官人を護送するものであった。…

※「郵駅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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