配当分離課税(読み)はいとうぶんりかぜい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「配当分離課税」の意味・わかりやすい解説

配当分離課税
はいとうぶんりかぜい

株式などにかかる配当所得を他の所得と分離して課税する制度。税制上は源泉分離選択課税ともいわれる。日本所得税法では総合課税原則としているが,健全な株式投資を奨励するために特別措置として設けられた (租税特別措置法8の4) 。分離課税対象となる配当は1銘柄あたり年 50万円未満のものであるが,これには源泉分離選択制度が適用されており,納税者は分離課税か総合課税か有利なほうを選択できる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android